6月24日にもんじゅで落下した炉内中継装置の回収を無事終えた。原子力関係では久方ぶりに良いニュースである。もっとも推進派は出力試験の障害が無くなったと考え、反対派はこれで廃炉できると喜んでいるわけだが。 ちなみに私がどちらに属するかというと反…
[司法] 足利事件と DNA 鑑定 日経サイエンス 2009年7月号の塩谷喜雄のコラムで足利事件のDNA鑑定が 取り上げられていて、司法の科学軽視と一部のメディアのタイトルに怒っていた。 ネットのブログなどを見ると冤罪の怖さとか、司法の問題と正しく認識してい…
疑似科学と歴史修正主義の共通性については何人かの人が触れているのだが、 私も一言述べてみたい。 進化論否定論者のように南京虐殺を扱う東浩紀 「科学論争」ブーム? 科学の方法論として「証拠に合わない仮説は棄却する」という原則がある。 この点につい…
このあいだ レンタル屋に DVD を借りにいったとき、 店頭の目立つところに アニメ 「めぐみ」が置いてあった。 13才で拉致されて異国の地で死去した彼女は、 遺骨となって帰国すると今度は非科学的鑑定で政治の道具にされた。 あわれという外はない。
歴史修正主義について最近盛り上がっているようだ。 【Close to the Wall】「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見 【児童小銃】歴史修正主義の手口について 重要な論点は既に出尽くした感もあるが、私なりに思いついたことを書いてみる。 次のよ…
最初にこの事件について書いた時は何故こんなに弁護団がバッシングされるのか 分からなかった。YouTube などでテレビでどのように報道されたのかを見ると納得したが、 そら恐ろしくもある。 テレビが弁護団を紹介するときには「死刑廃止論を展開する20人を…
[司法]検察審査会 今回は「小ねた」 9月 9日の『たかじんのそこまで言って委員会』での宮崎哲弥の発言 裁判官というのは少なくとも最高裁判官については衆議院選挙と一緒に行われる国民審査がありますよね。 ...(略)... 検察については検察審査会というの…
[司法]橋下徹弁護士訴えられる(その2) この事件の報道を見比べて思ったことなど。 1. フジテレビ - とくダネ!コメンテーターは懲戒請求の危険性と橋下自身は行っていないことを指摘、 彼はそれ以外では橋下弁護士を支持すると言っていたが、 この事件の…
やはり、というか終にというか光市事件の弁護団に属する4人の弁護士が、 橋下徹弁護士を相手取り1人当たり300万円の損害賠償を求める訴訟を起こしました。 従来の懲戒請求に対する訴訟と違うのは、懲戒請求を行った本人ではなく、 それを煽った橋下弁護…
かって小泉純一郎が首相になったころ「米百俵の精神」を説いて、この言葉は一世を風靡して。当時米百俵に感激したページがネットのあちこちに見られたものである。 米百俵を説くからには奨学金を充実させるのかと思いきや、実際の政策はまるで逆であった。 …
お盆休みは夏休みの宿題の手伝いで終わってしまった。インターネットで検索して材料集めをしたのだが、一昔前なら図書館で 長時間調べた以上の情報が瞬く内に手に入るというのは隔世の感がある。先生方はこの事をどのように考えているのだろうか。 最近親戚…
忘却からの帰還より慈悲深い神と魂の存在を信じる者に幸いあれ ここでは慈悲深く全知全能である神が何故悪の存在を許すのか、 という問いに対する一つの答えが提示されている。 それは罪なくして不幸な目に合うのは魂を吹き込まれていない自動人形で、 魂を…
光市母子殺害事件の弁護団へのバッシングが激しい。 しかし弁護団の言動に問題があったからというより 犯人を憎むあまり、弁護団まで叩いているように見える。 1. 弁護団の主張がおかしい たしかに変だけれど裁判で奇妙奇天烈な主張がされるのは珍しいことで…
松本清張の初期の短編に「赤いくじ」というのがある。 舞台は終戦間近の朝鮮半島。ヒロインは出征軍人の妻で婦人会の会長をしている。 敗戦が決まると軍人たちはアメリカ軍をもてなすために慰安婦を用意することにし、 目的を伏せて婦人たちにくじを引かせる…
最近国際的にトレンディーな話題「従軍慰安婦」について書いてみる。従軍慰安婦の概略については慰安婦問題FAQを参照して下さい。 この問題について一部の人が拘っている広義の強制と狭義の強制の違いというのがよくわからん。 業者が騙したのが広義で、軍が…
保守系CS局「チャンネル桜」が経営難のため放送形態縮小というニュースがあった。チャンネル桜がなくなっても惜しいともなんとも思わないのだが、ふと視聴者はどれ位居たのだろうと思った。 まず放送の土台となるスカパー(SKY PerfectTV!)であるが、 その…
前回は「次回は現在日本で進行中の本物の陰謀について述べることにする。」と書いたのですが、ボツになりました。予定ではホワイトカラーエグゼンプションの背後に潜む陰謀の話になる予定でしたが、 書くのが遅れているうちにとりあえず撤回されたりして気が…
1945年(昭和20年)2月14日に、近衛は昭和天皇に対して、「敗戦は遺憾ながら最早必至なりと存候」で始まる「近衛上奏文」を奏上した。 近衛は共産化の危険を訴え早期講和を主張したが天皇は、「もう一度戦果をあげてからでないとなかなか話は難しいと思う」…
向井・野田両少尉の行ったことは実際は「捕虜の据え物斬り」であったわけだが、二人が特別残忍だったのかというとそれは違うようである。 手元の二冊の戦記から引用する。八路軍捕虜の最後まず最初、九名のうち三十歳を少し過ぎていると思われる、長身で色の…
2006年12月22日 最高裁は遺族側の上告を棄却し、「百人斬り」裁判は原告側の完全敗訴で決着しました。元々死者の名誉毀損という無理のある訴訟だった上に、原告側に不利な証言が新たに発掘されたりしたので当然の結果と言える。 ネットを見ると「百人斬り」…